コーヒーゼリー美味しい
今日は長文です(;´Д`)
読書感想。榎田尤利先生の魚住くんシリーズを読みました。
榎田先生の本て今まで二~三冊くらいしか読んだことなくて、でも文体が好みですごくすきな作家さんだったんだけど、夏の塩から夏の子供までめっっっっっちゃ良かった……。
今年一番泣いてしまった。BLだけど、BLに重きを置いてないように感じた。
皆血が通ってて、地に足つけて立ってる人たちだなって思った。ちょっと変わった主人公と、周りの人間が、笑ったり泣いたり怒ったりぶつかったりっていう…そういう心のふれあいがすごく胸にきた。
すごく丁寧に書かれたお話だったから、最初から派手に何か起きる最近の演出に慣れてしまってた私は、最初のほう話にあんまり動きがなくてまだ何も起こらないの…?って思っちゃったりしたんですが、序盤~中盤の描写がのちにボディーブローみたいに効いてきてやばかった…。
登場人物がみんな「実際どっかにいそうな人たち」感がすごくて、だから感情移入して読んじゃったんだと思う。
いっぱいいいシーンがありすぎて、どこが良かったって全部だよ!って感じだけど、やっぱりさちのちゃんからの絵葉書を魚住と久留米が二人で見てる所が好きかな。
魚住は久留米じゃなきゃだめで、久留米は魚住じゃなきゃだめなんだろうな。
男だからじゃなくて、人として相手を好き。っていう描写にまったく違和感を感じなかった。
あと、物語の進行と関係なく一見してここ削ろうと思えば削れるよなぁみたいなセリフがシーンや登場人物に厚みをもたせてるっていうか、いいなあって思った。榎田先生の書く食事シーンがすごく好きです。
結局人はひとりで、他者は支えにはなれても、最後に自分を助けてあげられるのは自分しかいないっていうの好きだな。寄りかかったりしないけど君がいるから立ってられるってやつ。
夏の子供以降のお話はまったく書かれてないのかな…。
魚住くんがアメリカに旅立って、遠距離恋愛になってそれからあの二人はどうしたんだろう。
面白くて読み終わるのもったいない~~~~って思った。Kindleって下に自分の読書速度計算して残り時間が出てくるからああもう読み終わっちゃうって悲しくなった。
あと電子版て挿絵がないのが残念。なんでなんだろ。でも読みながら想像した魚住くんと、文庫版でみた表紙の魚住くんはあんまり差がなかったな、ちょっとうれしい。
本のほう買っちゃおうかなー…Kindleかった意味なーーーーーーーーーーーーーい
あ~~~いっぱい感じたことがあったのに脳とキーボード打つ手が1000kmくらい離れてて(ちなみに脳と口は3000kmくらい離れてる)脳から運んでる間に言葉がどんどんこぼれていく…(/'A`)/
読んでよかった。
ほんで、「響け!ユーフォニアム」もちょっと前から見てて見終わった。
こっちも泣いた…。頑張ってる人にどうしても感情移入しちゃうし、応援したくなってしまう。
くみこの棒じゃないんだけど声優さんって感じの演技でもない、ちょっと低めで生々しい声大好き。
秀一もすごくすきだな。
滝先生超萌えるし…(やっぱりメガネ萌)体育会系の部活に入ったことがない自分は、先生の指導が正論ながらも辛辣に感じたんだけど、考えてみたら、部員に親身になって教えてくれるなんてめちゃくちゃいい人だよね…。教えてもらった通りにできさえすれば、うまくなれるわけだしさ…。
厳しくしたあとには、ちゃんとフォローしてくれるし名指導だよね…。
特に、うまくなりたい連呼回ちょおおおおおおおおおおおお泣けた。
わかるわかるわかるわかるわかりすぎるよーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。
だよねえええええええええええって思いながら見た。
ここからちょっとうざい自分語り。
うまくなりたいが過ぎるばっかりに、毎日描いててもまるで自己暗示のように「でもまだまだだよね」とか「こんなの全然」ってセットで思うクセがついてて、毎日毎日自分にバツつけてると気分がいよいよ落ち込んできて、ひとりで鬱々と考える時間が増えてしまって、
でも私なんて全然だめなんてブログやTwitterに書けないし、大体書いたところでうまくなるわけでもないし…でもやっぱり下手だし…でも絵を描くのはやめたくないし、でも多分うまくなってるのに自己否定癖のせいで全然達成感もないし…とかもうそういうふうにうじうじしてる自分がなによりうざくって結構メンタルが参ってた。
前は、うまくなれば勝手に自信がわいてくるんだと信じて書き続けてきたけど、どうやらそうじゃなかったっぽい。というか、きりがないことに気づいた。
この場合、他者からの褒め言葉とか評価は支えにはなるけど、根本的に自分で自分に○つけないとどうしようもならない。
なので、少し前からネットで見かけたほめるだけ日記とかいうのを始めてみた。自分を自画自賛するだけの日記。すごい小さいことでいい、時間通りに起きれてえらいとか、仕事やってえらいとか、生きてたら当たり前のこと。脳は案外おバカさんだから、そういう言葉にころっと騙されてご機嫌ポジティブシンキングになってしまうらしい。
最初半信半疑だったし、恥ずかしいわ!!!!!とか思ってたんだけど、案外効いてるのかもしれない。
大体、前までだったら、こんな自分の弱みを晒すような内容なんてそうそう書こうなんて思わなかった。自分の弱い面を徹底的に抹消していたというか…。こんなカッコ悪い私なしなしなし!みたいな。でもそれってものすごい自己否定で、そりゃ参るよなって。
こじらせレベルは相当高いで…( ☉་☉ )フフフ…
せめて自分くらいは自分のこといいじゃんて思わないと、人生やってられないということにこの年で気づいた…というお話でした。
否定し続けられたんだから、肯定だってやろうと思えば出来るだろう。いきなりたくさんは無理でも、少しずつなら出来るのは、最近だんだん経験則としてわかってきた。
…というのを書いて後日消してこんなカッコ悪い自分なんていなかったーーーーーするのがいつものパターンだけど、今回は消さないでおこう。
自分のブログなんだから自分のこといっぱい書いたっていいよね。