さばかんおいしい(8/16追記)
原作12巻まで読み終わった…。
はまった…… !話も絵もめちゃくちゃ良かったーこなみかんー!
律モブって書いてるけど影山兄弟が仲よかったらそれでいい派です。
以下原作の感想(ネタバレ注意)
沢山ぐっとくるシーンがあったんだけど、
やっぱり自分は特に影山兄弟のエピソードを中心に見てしまう。
律が持つ兄に対する心情の変化、己が超能力に開眼する前と後での気持ちの変化。
一時は自分も兄と同じ土俵に立つことが出来た万能感に溺れて兄に決別を言い渡すけど、
力を持つことによって、より「力を持ちながらもそれに頼らない生き方を貫く兄」を尊敬するようになるって
超萌えるっていうか泣けるっていうか…。
6巻冒頭の兄弟仲直り(モブはケンカしてるとすら思ってないだろうけど)のシーンんんんめっちゃ泣いた。
もーーー律もお兄ちゃんの事大好きなんじゃーーーーーーーーーん!!!!!!
律も言ってたけど私もモブの優しさとひたむきさが凄く凄く好きでー!!!
「女に手を上げる奴が一番モテないって師匠が~」のくだりも、
自分殺されそうになってるのに相手を傷つける事に涙するとかどんだけ紳士的なんだよお前!って!
パラレルワールドに行って、自分がとことん絶望した後でも、
「今の環境がどれだけ恵まれてるかわかったから、もっと周りに感謝しなきゃ」とか
律と昔一緒に行ったお店やさんで盗みを働いてる連中に言った「当たりが出たらもう一本なんてアイデア~」とか
物事の着眼点がとにかく優しくてなんていい子なのモブ……!!!
考え方の基本が「自分」じゃなくて「誰か」なんだよね。誰かを気にかけ、誰かを守り、誰かに感謝する。
誰かのために自分をどうするか。(でもこれも話が進むにつれ少しずつ変わっていくけど)
影山兄弟のご両親も超能力持ちだからって息子たちを特別扱いしないのもいい。子供に食後自分で食器洗わせる家庭って多いのかな…?
マラソン大会で「律が9番、茂夫は限界まで走った賞!」っていうお母さんのセリフ好き!
マラソン大会のエピソードすっごい好き。保健室で目覚めた後、晴れやかなほほ笑み浮かべてたモブ見て頑張ってよかったねぇ…って。
あーあと罰ゲームでモブに告白してきた女の子の話も超好き!!!
あの話の構成が好きで、
つぼみちゃんを振り向かせるために生徒会長立候補→結果ダメダメ→それを発端に別の子から告白される→モブの心の成長→隠れて見てたつぼみちゃんがモブの事見直す
っていう、当初の目的に対する主人公の行動が失敗に終わっても、後から起こるイレギュラーによって、目的回収っていう話の流れ好き。
あとあと肉体改造部の人もめっちゃいいよね…あと魔津夫さんが好き。キャラメルちゃんとかショコラちゃんとか…w
いい話ばっかでーもーホント何回も読み返してる。
普段は俺が俺が俺様がー!なゲスキャラ好きな私ですが、なんていうかモブの純白さに心が漂白されてしまって
まっしろだよ…モブと律大好きだよ…。
物語を通して少しずつ影山兄弟が(霊幻師匠はこれからかな?彼は何者になるんだろう)
成長していくのが凄く嬉しくて続きが待ち遠しいです。
誰かが変わろうとしてたり、変わっていく物語が好きだな。